肝硬変

肝硬変

肝硬変とは、肝障害や長期化した慢性肝炎などにより肝臓内にかさぶたのような繊維質が蓄積して壁ができてしまい、肝臓が硬くなった状態です。発症すると合併症を伴いやすくなるため注意が必要です。初期症状はほとんど無症状で、中期~末期の症状としては、黄疸や浮腫、クモ状血管腫、手掌紅斑、出血傾向などが見られます。

予防と対策

肝硬変の原因としても多いのは、B型・C型肝炎ウイルスの血液や体液を介して感染する病気です。感染力が高く性行為の他、カミソリや歯ブラシの共有などでも感染の可能性に注意が必要です。鍼灸治療は使い捨ての鍼を使用するので安心できます。また、お酒の飲みすぎや脂肪分の多い食事、運動不足なども原因として発症しやすくなります。発症後、日常生活に支障がない場合は、特に専門的な治療は実施せず、予防としても大切な食生活と生活習慣の見直しで進行を食い止めることを目的とした治療を行います。肝硬変の非代償肝硬変の合併症としては腹水・食堂静脈瘤・肝性脳症がございます。いずれも食事療法や薬物療法により改善を図ります。

パーキンソン病

パーキンソン病

パーキンソン病とは、脳のドパミンというホルモンを分泌する神経細胞にαシヌクレインというタンパク質が溜まり、ドパミンが正常の20%以下に減少することで様々な運動障害や自律神経症状、精神症状などが出てくる神経変性疾患です。手足の震え、歩きづらい、転びやすい、発汗、疲れやすいなどの症状が見られます。

予防と対策

パーキンソン病は高齢者に発症しやすく、年齢が上がるとともに発症リスクが高くなります。予防として大事なことはドパミンを増やすことです。適度な運動をする、得意なことでストレスの発散、バランスの良い食事、カフェインを含んだ飲み物を飲むなどはドパミンの減少の予防に繋がります。パーキンソン病の治療には、ドパミンを補充する薬物療法とリハビリや訓練、鍼灸などによる非薬物療法の2種類があります。残念ながら今のところ治療の確立はされておらず、緩和を目的とする治療となります。パーキンソン病かもしれないと少しでも疑いを持ったら、迷わずに医療機関で検査を受けましょう。

脳梗塞の後遺症

脳梗塞の後遺症

脳梗塞とは、何らかの原因で脳の動脈が閉塞してしまい、血液が行き届かなくなって脳の一部が壊死してしまう病気です。後遺症にはいろいろな症状があります。多くの方は麻痺や言語障害、認知機能の低下に悩まされ、麻痺により触れている、動いている感覚が分からない、痛みや温度が分からないという症状が見られます。

予防と対策

普段からの予防にも脳梗塞の再発を予防するにも、まずは生活習慣の改善を行うことが大切です。喫煙やお酒の飲みすぎ、肥満及び運動不足、高血圧や糖尿病などは発症の危険性を高めてしまいます。規則正しい生活とバランスの良い食事、適度な運動に努めることが最大の予防となります。また、一度でも脳卒中を起こされている方は危険因子を持っているということですので、十分な注意が必要です。年に1度の定期検査はもちろん、高血圧、糖尿病、肥満、喫煙、アルコールの多量飲酒、運動不足などを予防しコントロールすることが再発予防となります。鍼灸は、血行を促進するので脳梗塞の予防になります。

心筋梗塞

心筋梗塞

心筋梗塞とは、冠動脈の動脈硬化によって引き起こされる病気です。動脈硬化とは高血圧、糖尿病などの生活習慣病によって誘発され血栓により突然動脈が閉塞してしまいます。予兆症状として繰り返す胸痛や胸のしめつけ感、胸やけ、歯・あご・肩・腕の痛みなどがございます。痛みも違和感も無い、無痛性心筋梗塞もございます。

予防と対策

心筋梗塞は、高血圧、糖尿病、高尿酸血症などにあてはまる場合、男性は50歳以上、女性は60歳以上と発症リスクが高くなります。食事や運動の改善などの自己管理で予防できるものもございますが、かかりつけのお医者さんにご相談いただき、適切な薬剤でのコントロールをすることが心筋梗塞の発症予防に大変重要です。睡眠不足や極度のストレス、急な温度変化などが直接的な引き金になることもございます。その他遺伝性もございますので、少しでもリスク要因がある方は、生活スタイルを早期に見直すことや検査を受けることで、動脈硬化の進行を抑え、発症を未然に防ぐことができます。鍼灸は、筋肉の調整にも活用されるので血管を広げたり・縮めたり予防としても適切な施術となります。

自律神経失調症

自律神経失調症

自律神経失調症とは、自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが乱れることで発症する病気です。疲れやだるさが取れなかったり、眠れないなどの全身的症状があったり、動悸やめまい、息切れや頭痛、立ちくらみなどの器官的症状、イライラや倦怠感、不安感や情緒不安定、うつ症状などの精神的症状がございます。

予防と対策

もっとも重要な予防は毎日規則正しく健康的な生活を過ごすことです。自律神経は循環器官、消化器官、呼吸器官などの活動を常に調整しており、24時間フル稼働しています。活動している日中は交感神経が優位になり、夜になるにつれて休息の準備を行うため副交感神経が優位になります。夜更かしをして食事の時間が大幅にずれてリズムが狂うことにより、自律神経失調症が発症しやすくなります。1日3食はもちろんのこと、睡眠時間も十分に必要です。しかし最適な睡眠時間には個人差があり、6時間で十分な方もいれば8時間寝ないとスッキリしないといった方もいらっしゃいます。鍼灸は、強い刺激だと興奮を刺激、緩い刺激だと興奮を緩めるため細かな調整が効き副次的な効果も期待できます。

喘息・気管支炎

喘息・気管支炎

喘息とは、長い期間ハウスダストやダニなどのアレルゲンで気管支が炎症を起こして狭くなり激しい咳が出る病気です。気管支炎とは、ウイルスや細菌などにより粘膜が炎症して咳や淡が出てくる病気です。現れる症状の重さは個人差があり、軽い発作が出る程度から息苦しさを覚えるような発作が毎日起きる場合もございます。

予防と対策

喘息の発作時には自律神経のバランスが乱れている場合もございます。強い発作時には、ステロイドの吸入や点滴などの強力な抗炎症作用のある薬物治療が行われます。気管支炎は黄色や緑色の淡が続く、咳や発熱、倦怠感などが激しい場合は必ず受診しましょう。特に高齢での気管支炎はインフルエンザなどのウイルス性気管支炎などから肺炎に発展する事例が多くございますので、悩まず受診することが大切です。喘息も気管支炎も、風邪や気温・湿度の変化、黄砂や花粉などで症状が悪化する場合があるため、生活環境やライフスタイルを見直す必要もございます。気管支も筋肉と同様の動きのため、鍼灸による改善効果が見込まれます。